マインド:三つの毒素
- Manish Nukii
- 2016年3月22日
- 読了時間: 3分

<三つの対象、三つの毒素は美徳の三つの基礎>
そこには三つの毒として働く、
もしくは無限の美徳の三つの基礎となる、
三つの対象がある。
アティーシャは錬金術について語っている。
毒は甘露に変えられる。
卑金属は黄金へと変えることができる。
これら三つの対象とは何だろう?
一つは嫌悪、
二つ目は愛着、
三つ目は無関心だ。
これがマインドの機能の仕方だ。
あなたは、自分が嫌うものには
何でも嫌悪を感じる。
自分が好きなものにはそれが
何であろうと愛着を感じる。
そして好きでも嫌いでもないものには
無関心でいる。
この三つの間に、マインドは存在している。
嫌悪、愛着、そして無関心は
マインドと呼ばれる三脚の三つの脚だ。
そしてもし、
この三つの中で生きるなら
あなたは毒の中で生きることになる。
これが私たちが生から地獄を
創るやり方だ。
反感、嫌悪、憎しみ、拒絶 ―
それはあなたの地獄の三分の一を創る。
愛着、愛好、執着、所有 ―
それは地獄の三分の一を創る。
そしてあなたが何の魅力も嫌悪も感じない、
そうしたあらゆることへの無関心は
三番目の部分、三つ目、地獄の三分の一を創る。
ただ、あなたのマインドを見つめなさい。
これがマインドの機能の仕方だ。
マインドはいつも言っている。
『これは好き、
あれは好きでない、
三つ目は興味がない』
この三通りの方法で
マインドは動き続ける。
これはお決まりのパターン、
日課となっている。
アティーシャは言う。
「これらは三つの毒だ。
しかし、それは美徳の
基礎になりえる」
ではどうすれば、
素晴らしい美徳の
三つの基礎になりえるのだろう。
― もしあなたが慈悲の質を
もたらすならば ―
あたかも、世界のすべての苦しみが
呼吸によってやってくるような、
苦しみを吸収するアート、技を学ぶなら、
嫌悪を感じることは不可能だ!
どうやって嫌うことができようか?
またどうやって無関心でいられるだろう?
そして、どうやって愛着をもてるだろう?
もしあなたが世界の苦しみを
無条件に受け取り、
それを飲み込み、
あなたのハートの中に吸収したら
祝福を全存在に向けて注ぎなさい。
― 特定の人ではなく。
覚えておきなさい ―
人間にだけでなくすべてに対し、
生きとし生けるものに対して、
木や岩、
鳥たちや動物たち、
物質、
非物質、
全存在に対してだ。
あなたが無条件に祝福を注ぐとき、
どうやって愛着をもてるだろう。
愛着、
嫌悪、
無関心、
すべてはこの小さなテクニックに
よって消える。
そしてこれらの消滅によって
毒は甘露に変容される。
そして
束縛は自由になる。
地獄はもう地獄ではない。
それは天国だ。
この瞬間に、
あなたは
「この身体こそが
ブッダであり、
この世こそ
極楽浄土である」ことを
知る。
OSHO「アティーシャの知恵の書」より
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