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新しいものが入ってくるということだけがあなたを変容できる

  • 執筆者の写真: Manish Nukii
    Manish Nukii
  • 2016年11月9日
  • 読了時間: 4分

覚えておきなさい。 あなたの生のなかに入って来る新しいものは 何であれ神からのメッセージだ。

新しいものを受け入れるためには 人はもう少しくつろぐ必要がある。 新しいものを内に入れるためには 人はもう少し解放的になる必要がある。 道を譲って、神があなたのなかに 入るがままにまかせることだ。 これが祈りの、 あるいは瞑想の意味のすべてだ。

あなたは開く。 あなたは「はい」と言う、「どうぞ」と言う。 「私はずっと待ちに待ってきました、 あなたが来てくださって感謝します」と言う。

常に大きな喜びを持って新しいものを受け入れなさい。 ときとして新しいものがあなたに 不都合をもたらしても、それは価値がある。 ときとして新しいものがあなたを どこかの溝に連れて行っても、それは価値がある。 なぜなら、人は失敗を通してはじめて学び、 困難を通してはじめて成長するからだ。

新しいものはさまざまな困難をもたらす。 だから、あなたは古いものを選ぶ。 それはどんな困難ももたらさない。 それは、慰め、庇護だ。 そして、新しいものだけが、 あなたを変容させることができる。 それが深く全面的に受け入れられたならばだ―。 新しいものは、あなたが自分で

生のなかに持ち込むことができない。 新しいものは<来る>のだ。

あなたはそれを受け入れるか、拒むかのどちらかだ。 もし拒んだら、あなたは閉じて

死んでいる石のままでいる。 もし受け入れたら、あなたは一輪の花になる。 あなたは開花しはじめる・・・ そして、その開花のなかに<祝祭>がある。 新しいものが入ってくるということだけが

あなたを変容できる。 ほかに変容の道はない。

だが、覚えておきなさい。 それは<あなた>やあなたの<努力>とは何の関係もない。 しかし、無為とは行為をやめるということではない。 それは、あなたの過去から来る。 意志、指向、衝動なくして行為するということだ。 新しいものの探求は

普通の探求ではありえない。 それは新しいものを求める探求だからだ。 あなたにどうやってそれを探求できよう? あなたはそれを知らない。 あなたはそれに一度も会ったことがない。 新しいものの探求はただ無制限な探求になる。

人は知らない。 人は無知の状態で出発しなければならない。 人は可能性に胸を躍らせて、 子供のように無邪気に進まなければならない。 しかもその可能性は無限だ。 新しいものを生み出すために あなたのできることは何もない。 なぜなら、あなたのすることは何であれ古く、 過去からのものだ。

だが、それはあなたが行為を 止めなければならないということではない。 過去からくる意志、指向、衝動を 抜きにして、行動しなさい。 それが瞑想的に行動するということだ。 自然に、

起こるがままにまかせて、

行動しなさい。 瞬間に決定をまかせなさい。

あなたは自分の決定を押しつけない。 なぜなら、その決定は過去から

生じるものだからだ。 そして、それは新しいものを破壊するからだ。 子供のように、 ただ瞬間のなかに動くがいい。 完全に現在の瞬間に身をまかせるがいい。 そうすれば、あなたは日々、 新しい開口部、新しい光、新しい洞察を見出す。 そして、それらの新しい洞察が あなたを変えつづける。

そして、ある日突然、 あなたは自分が一瞬一瞬新しくなっているのがわかる。 古いものはもう残っていない。 古いものはあなたの周りを雲のようにつきまとってはいない。 あなたは露のしずくのようだ。 新鮮で若々しい。 覚えておきなさい。 ブッダは瞬間から瞬間を生きる。 さながら大海原に湧き上がる雄大な波のように・・・、 大いなる喜びと踊りをもって 星々に届こうという希望をもって その波は湧き上がる。 そしてしばらく瞬間を戯れ、そのあと波は消える。 それはまた現われる。 それにはまた別の日がある。 それは再び踊り、再び去っていく。 神もまたしかり― 現われては消え、

また現われては消える。 ブッダ意識もしかり― 瞬間ごとに それはやってきて、 行為し、 対応し、 そして去っていく。 それは再びやってきて、また去っていく。 それは原子的だ。

二つの瞬間のあいだには一つのギャップ、間隙がある。 その間隙のなかにブッダは消える。 私はあなたにある言葉を言って、

それから消える。 次に、別の言葉を言って、そこにいる。 それから私は再び消える。 私はあなたに対応し、それがすんだらもういない。 対応が再びそこにあり、そして私はもういない。

その合間、空間、虚空が、 人を完全に新鮮に保ち続ける。 なぜなら死だけがあなたを絶対に 活き活きと保つことができるからだ。 あなたは一度は死ぬ、70年後には・・・。 あなたは70年間のごみをためる。

ブッダは瞬間ごとに死ぬ。 どんなごみもためられてはいない。 どんなものもためられてはいない。 どんなものも決して所有されない。

OSHO


 
 
 

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